kj19年8月26日月曜朝7時のフラッシュ・クラッシュ
19年1月3日早朝のフラッシュ・クラッシュ(通称フラクラ)には及びませんが、8ヶ月ぶりに夏休み&日本時間で月曜朝の商いが薄い時間帯を狙って欧州勢のミセス・ワタナベ狩りがありました。
幸い私のトルコリラ円160万通貨のロスカットレートは「14.201円」のため大丈夫でした。

GMOクリック証券はフラッシュ・クラッシュに強い
私がトルコリラ円を取引しているFX業者はGMOクリック証券のFXネオです。
実はGMOクリック証券は資金力があるので日々のスワップポイントが安い反面、フラッシュ・クラッシュ時のスプレッドは他業者ほどは開かず、最安値も一番高いです。
以下の画像はFXネオの8月26日朝7時の安値です。
FXネオの最安値は17円30銭ほど。
では、スワップポイントが高くて有名なトレイダーズ証券の「みんなのFX」はどうでしょう?
同じようにみんなのFXの8月26日朝7時の安値です。

なんとみんなのFXは16円22銭でした。
GMOクリック証券のFXネオと比較して1円10銭ほども差が開いていたのです。
みんなのFXはGMOほど資金力の無い会社です。
そのためスワップ高く付与する代わりにフラッシュ・クラッシュ時は目一杯スプレッドを高くして業者の収益を増やそうとします。そのためどこよりも安値になってしまうのです。

当然、徹底した資金管理(ロスカットレートを常に気にして現在値より4〜5円ほど余裕を持たせておくことが大事!)をしているのであれば高スワップのみんなのFXでも心配はいりません。
トルコリラ円はしばらく小康状態が続くと考えます
フラッシュ・クラッシュが起きてすぐに18円台に戻ったトルコリラ円は想定通り日本人に買い支えられています。
日本はスイスの次に史上空前の低金利ですから高金利の国の通貨を買うのは当然です。
株は利益が出ていればいつ売ろうか考えて楽しいものですが、上がり続けるわけもなく手放す時期を誤ると下がり続けて利益が少なくなってしまう。
反面、下がり続けていると年1回程度の配当金収入しか無く、人間そうかんたんに誰もが損切りできるわけでもありません。
そう、ただ持ち続けているだけで毎日スワップポイントが入ってくるトルコリラ円は時間を味方に付けた最高の数年単位の長期投資通貨なのです。
とはいえ30円から持ち続けていた私は18年8月のトルコショックで両建てしていなければロスカットに合っていたので何が起こるかわからないのもトルコリラです。

FX始めてから2年経つまでは多大なストレスを毎日感じていました。
最近は毎日貯めたスワップポイントが盾になりロスカットレートも下がって少しだけ気持ちに余裕が生まれてきたのも事実です。
トルコリラは原油価格に影響する
トルコリラ円はクロス通過です。
クロス通過とはドル円÷ドルトルコリラ=トルコリラ円という意味です。
両国の通貨を見ておく必要があるので見極めるのは大変難しいです。
ただ、ドルトルコリラはエネルギーとなる原油を輸入に頼っているのた原油価格に左右されるのです。
トルコ中央銀行の考えは原油価格1バレル63ドルまで許容範囲と言っていました。
19年8月28日現在、55ドルと安値圏です。トルコにとっては吉報という状況です。
あとはトルコとロシアの軍事協定がどこまで進み、アメリカがトルコにいつ制裁を下してくるのかが焦点となります。

ただ、トランプ大統領はトルコと仲良くしたいので温情制裁となるのではないかと考えます。
結果、貿易収支にも影響はそれほど出ず、インフレ改善にも然程影響もなく、18年8月のトルコショックを超える最安値更新は無いはず。
1ドル7リラが常態化するとトルコ国内の銀行は破綻するので現実的ではないのです。
今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。