衝撃!エルドアン大統領がチェティンカヤ中央銀行総裁を解任!

独裁者となったエルドアン大統領をぶっ飛ばしたい!

平穏な土曜日に日経NEWSから目玉が飛び出しそうなヘッドラインが届きました!

その内容は「トルコ中央銀行チェティンカヤ総裁を解任」。本当に嫌になりました。昨年の初夏にシムシェキ財務大臣を解任してドルトルコリラは下落しているのですから月曜日は下落が決まったも同然です。案の定、月曜日の為替が始まると同時にリラ安ドル高でした。2%もドル高になっているのですからウンザリしました。

先週に発表されたインフレ率の発表で大きくCPIは下落して改善傾向にあり、市場は既に「次の政策金利は下げられる見通し」と誰もが思っていたのにです。むしろチェティンカヤ総裁はあと半年もしないうちに退任する予定だったのにです。エルドアン大統領に逆らう人でもないと評判でした。

青天の霹靂とはまさにこのことをいうのですね。解任した理由が全くわかりません。海外のメディアを見ても見当がつきませんでした。

私の推測では、政策金利を大幅に下げることをエルドアン大統領が中央銀行に迫ったのだと思います。しかし中央銀行側は大幅に下げることはまだ時期尚早だと、意見で対立したのでしょうね。

私はCPIが順調に下落しているのでしたら当然金利を下げる必要があると考えます。なぜならトルコの政策金利である24%は高すぎるからです。これではローンを組んで車やマンションを買いたいと思えません。消費が鈍り景気が悪くなる一方です。

下げても18%くらいでしょうか。これをエルドアン大統領は中央銀行に昨年のトルコショック前の8%にしろとでも迫ったのだと思います。

7月25日の政策金利発表は20時です。まだせめて二桁代の政策金利を維持してほしいものです。市場はそう願っているに違いありません。

後任の総裁は副総裁のムラート・ウイサル副総裁が昇格したようです。エルドアン大統領の言いなりになるのでしょうね。

[info]ウイサル氏は1971年にイスタンブールで生まれ。ガラタサライ高校を卒業後、イスタンブール大学経済学部経済学科を卒業。彼はマルマラ大学、銀行保険部、銀行学科から修士号を取得したそうです。

ウイサル氏は2007年から2011年の間、トルコの人民銀行の資本市場局を務めました。1998年に銀行セクターでキャリアをスタート。2011年11月以来、ウイサル氏はトルコの人民銀行における財務管理を担当するアシスタントゼネラルマネージャーを務める。同時に、2008年から2010年の間にHalk InvestmentA.Ş、2011年にはHalkPortföyA.Şで監査役になる。2012年から2014年の間はHalkPortföyA.Şで取締役を務めたとのこと。華やかな経歴に包まれておりますね。2016年6月9日からトルコ中央銀行の副総裁に任命される。[/info]

独裁政権が露わになったこの負の流れを変えるには

7月11日の16時に発表される「経常収支」が予想の「+2.6億USD」を大きく超えるしかなさそうですね。ちなみに先月は「-13.3億USD」の大赤字でした。トルコは常に経常収支が赤字なので黒字の予想が出てるとつい嬉しくなってしまいますね(笑)

ただでさえ今月中にS-400ミサイル防衛システムがロシアから調達されるのですから。アメリカ国防省がどんな発言をしてくるのかビクビクして夜も眠れないくらいのストレスです。

トルコ中央銀行のチェティンカヤ総裁を解任さえしなければ1リラ19円台を保ち、20円台も視野に入ると考えていたのに、本当に残念で仕方ありません。

エルドアンをぶっ飛ばしたいと再認識した週末でした。

リラ円はどこまで下がるか

私の予想は18円を割ることは無いとみています。

もし18円を割ったら奇跡的な買い場だと考えます。

7月8日17時時点で1ドル5.721リラです。1リラ18円93銭前後。ヘッジファンドの売り浴びせも大分落ち着いてきた印象ですね。

私の考えるトルコの最大のリスクはCPIが高まり続けることです。しかし、CPIは下落傾向にあるためトルコ経済は持ち直してきている印象です。

次は対米関係です。S-400問題はエルドアン大統領の同情票もありそこまで酷い経済制裁は無いと考えます。むしろトルコには多くの日本企業が工場を構えています、これ以上、リラ安が続くと安倍総理もエルドアン大統領に何かしら頼んでくれる気がしています。

トルコ国内の消費が回復して通貨の安定に励んで頂きたいです。それこそが超長期スワップポイント投資の冥利ですからね。ロスカットされない資金管理を行い、日々トルコのネガティブニュースに耐え忍ぶのです。

18年8月13日のトルコショックが再び起きないことを切に願うばかりです。

今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。