衝撃!トルコ・イスタンブール市長選の再選挙実施が確定!

民主主義の崩壊が確定したトルコ

トルコの野党がイスタンブール市長選を制したことはトルコ共和国の民主主義が死んでいないことを示す一筋の光でした。

しかし、トルコ選挙管理委員会が選挙結果を無効としたことでその希望も無くなりましたね。

再投票でエルドアン政権の与党(AKP)はトルコ最大都市イスタンブールでの支配権を取り戻すかもしれません。

イスタンブールでの与党敗北はトルコの民主主義がまだ生きていることを示す象徴的な出来事でした。しかし、与党メンバーが支配するトルコ選挙管理委員会の決定で覆されてしまったのです。19年6月23日の日曜日にイスタンブール市長再選挙実施が決まりました。。。

この決定は数多くのリスクをはらんでいると考えます。

まず、トルコ国民は民主政治に対する信頼を完全に失うかもしれません。トルコには市民の抗議行動が暴徒化した前例が過去にあります。16年に起きたクーデター未遂事件で軍も与党に抱いている不満を示すかもしれません。不吉で暗い過去を連想させる状況なのです。

トルコ経済の更なる脆弱性も深刻になるかもしれません。既に世界のヘッジファンドは経験豊富なメフメト・シムシェキ氏らを差し置いてエルドアン大統領の娘婿を財務相にした強権指導者に不信感を抱いていることが否めません。6月23日の再選挙までの2カ月間、トルコ最大都市のイスタンブールでの政治の先行き不透明感が増し、投資家の警戒心は一層強まると考え、ドルに対してトルコリラの下落は止めることができないでしょう。

EUも当惑していることでしょう。長年のNATO加盟国であるトルコをドイツ等は無碍に扱うことができないはずです。シリア内戦による難民危機に対処する上でトルコは中東で極めて重要な存在だからです。

イスタンブール市長選挙に対する政治の阻害は今後のトルコとトルコ国民にも非常に辛い痛みをもたらしそうです。

トルコリラはまだ悪材料を多く抱えている

エルドアン大統領は「イスタンブールを制する者はトルコを制する」と述べており、メディアへの圧倒的な影響力を行使してきたイメージが強いです。それだけに今回の与党敗北が長期政権の終わりだと受け止められることを恐れたのでしょうね。

世界各国からこの再選挙の情報を受けてトルコの政治に不信感を募らせたようで、ドルに対してトルコリラは1ドル/6.15リラまで大幅下落しました。これは18年8月に起きたトルコショック以来の出来事です。

ゴールドマンサックスのお話によると1ドル7リラまで下落するとトルコのメガバンクは経営破たんすると言われます。

悪材料

1.イスタンブール市長再選挙

2.ロシア製ミサイルS-400の購入

3.イランから原油の輸入を続けることに伴うアメリカからの経済制裁

4.トルコリラの下落が止まらずインフレ率は更に上昇の恐れ

上記の通り悪材料満載でトルコリラのスワップポイントでの金利生活は非常に難しくなってきました。

それでも何とか生き延びられるよう最善を尽くして頑張ります。