トルコリラ円とドルトルコリラのチャートをトルコ情勢と照らし合わせてみた!

トルコリラは地政学リスクにより大きく下落し続けてきました

トルコは総人口8,000万人と増え続け、平均年齢も31歳と若いです。観光産業と日系企業の進出により成長が期待できるEUと中東の架け橋的存在の新興国です。

しかし、政治的リスクに伴いこのように数多くの政治的ショックを受けて28円台まで下落し続けてきました。

トルコ情勢とリラの相関図
  1. 2015年8月 「政局混迷ショック」
    たったの10日間で4円も下落したのです。
  2. 2015年11月 「ロシア軍機撃墜ショック」
    ロシアとの関係悪化によりロシアの景気が悪くなると懸念され大きく下落し続けました。
  3. 2016年2月 「クルド人戦闘激化ショック」
    2018年1月にトルコ軍がアフリンでクルド人勢力を攻撃したことで有名になりましたが既に戦闘は多く行っていました。
  4. 2016年5月 「トルコ首相退任観測ショック」
    トルコ国内での政治混迷によるリスクのほうが下落率が大きく見えます。
  5. 2016年6月 「英EU離脱(Brexit)ショック」
    地球規模で起きたショックでした。1日で最大5円の下落でした。
  6. 2017年1月 「非常事態宣言の再延長ショック」
    2016年7月15日に起きたクーデター未遂事件に伴う非常事態宣言の再延長を述べたことによる下落でした。
  7. 2017年10月 「米ビザ発給相互停止ショック」
    FX各社の取引システムがダウンするほどの影響力でした。対米化関係悪化の懸念により1ヶ月半にかけて28円を割るほどの下げが続きました。

 

2018年1月上旬にかけてトルコリラは30円台に戻りこのまま上昇気流に乗るかと思った矢先、トルコ軍がクルド人勢力(PYD)に攻撃を仕掛けました。

中東での新たな戦争に発展しかねない今回の事件といえども28円を割ることはなく、直ぐに29円に回復したのです。

28円という壁はかなり大きいものでここが底なのかと思えてきたほどです。

ドルとトルコリラの通貨ペアとトルコリラと日本円の通貨ペアのチャートを重ねてみました!

USDトルコリラの歴史

見事にドル高リラ安傾向です。2018年は1ドル3.8リラ台を推移している状況です。

トルコリラで欠かせない条件は以下の通りです。

  1. ドルトルコリラがリラ高ドル安になること(1ドルに対するリラの価値が上昇すること)
  2. ドル円が円安ドル高になること(1ドルに対する円の価値が上昇すること)

相場が円安ドル高、リラ高ドル安になればトルコリラ円は上昇するのです。

計算式はドル円(分母)÷ドルトルコリラ(分子)=リラ円となります。

トルコリラ円はドル円相場とドルリラ相場とシリア情勢を見守る必要がある大変難易度の高い通貨なのです。

トルコリラで為替差益を狙っては身が持ちません。そのため、トルコリラでは金利差益によるFXのスワップポイント狙いで長期投資に向いている通貨といえます。

次の記事では投資資金に対する適切なレバレッジなどどこよりも詳しく分かりやすくお教えいたします。