トルコはインフレ・失業率・GDP共に「最も悲惨」な状態である

19年3月のトルコのインフレ率は19.7%で、前月から上昇しました。一方で、景気後退が経済を掌握しているため失業率は15%近くまで急上昇しています。現在、4分の1以上の若者がトルコ国内で失業中とのこと。

ブルームバーグによると「今年、他の国々の政策決定者は、非常に異なる課題に直面している。静かなインフレと低い失業率のトリッキーな組み合わせと経済的健全性に関する読み方を複雑にしている」との見解を示していました。

対米関係の悪化に伴いGDPも6ヵ月連続下落

トルコ統計局が5月31日に発表した2019年1~3月期のGDPは前年同期比2.6%減だったようです。前年同期を下回るのは6ヵ月連続でトルコ通貨安がもたらしたインフレで個人消費や住宅投資など経済のけん引役が落ち込んだもよう。エルドアン大統領は6月下旬にトランプ米大統領と首脳会談し、通貨安の原因である対米関係を改善する必要があります。

また、渋谷ヒカリエ隣でケバブ店を経営しているトルコ人の友人に聞いた話だと、「トルコの最大都市であるイスタンブールでは建設中の住宅の半分は止まっている」だそうです。日本在住のトルコ人仲間の話だとイスタンブール周囲の街並みは未完成のまま放置された鉄筋コンクリート建ての集合住宅が並んでいて、トルコ経済は目に見えて悪化しているそうです。

トルコ中央銀行元総裁が語る、経済危機はエルドアン大統領が引き起こしたと。

政府の支出が国内需要ベースの成長モデルの範囲内で7.2%増加したにもかかわらず、経済は2.6%縮小した」とユルマズ氏はTwitterで述べていました。


5月のアルバイラク財務大臣による楽観的な予測に関してユルマズ氏は「固定資本形成は過去3四半期でマイナスだ。トンネルの終わりには光が当たらない」と述べていました。

脱公務員のユルマズ氏と政府の見解は正反対でトルコ経済の行く末は真っ暗だ。