トルコショックから1年経過して思うこと

トルコショックは両建てして生き延びました

私はトルコリラに投資し始めたのが17年の10月です。最初は300万円で30万通貨の買いポジションを保有しました。

次は11月末に更に300万円を証券口座に追加して30万通貨。12月にもう300万円を口座に追加して30万通貨。そう、17年に900万円で90万通貨を保有しました。

18年には更に仮想通貨に回していた資金1000万円をトルコリラに全額投資して合計190万通貨を保有していました。

しかし、18年1月末にトルコがシリアへ空爆を開始し始めたのを基にトルコリラは下落基調に陥っていくのでした。

17年は平穏だったトルコが一転して18年には大統領選挙を前倒しに行い6月末に更に大幅下落しました。平均建玉レート29円後半の私のポジションには5円の落差が非常に胃に痛かったです。

そのためロスカットレートを下げるために生活貯金を崩して更に200万円を証券口座に追加投入いたしました。

もちろん毎日スワップポイントが貯まるのですがそれを追い抜く勢いでトルコリラは下落する。毎日がとても苦しくて怖くて寝てるときもストレスを感じて歯ぎしりがやまない日々が続きました。

当時のロスカットレートは19円くらいだったはずです。それでも怖い勢いで下落していたのです。当時は仕事も手につかないほどでした。

この怖さを乗り越えられたのは今思い返すと当時付き合っていた彼女のおかげでした。あちこち遊びに連れてってくれたのです。

私がトルコリラに悩まされているのを知らずに無邪気に遊園地やアイドルのライブに連れ出してくれたのですね。本当に救われました。

1千万円以上の含み損があり、いつロスカットにあうかわからない状況など伝えられるわけがありません。。。

18年8月13日、トルコショックの予兆

投資なんて誰も先のことなど読めません。それなのに何故私がトルコショック前営業日の8月10日に両建てに踏み切れたのかご説明します。

私はFXは初心者でトルコリラを買うだけで売建を保持したことはありませんでした。両建てという言葉もこの日まで聞いてはいたけどどうすれば良いのかわからなかったのです。株式投資歴は10年ありますが、FXに関しては初心者なのです。

そんなとき伊藤忠商事に勤めている友人と合コンした帰りにサシ飲みをして。トルコリラについて語り合ったわけです。

「両建てしたほうがよくない?」

たしか、こんなやり取りをしました。

しかし、会話ではやる気になっていても心の中ではとても悩んでいました。両建てにどんなリスクがあるのかも理解できていなかったので。

モヤモヤした気持ちのまま帰宅してシャワーを浴びながらもずっと悩んでいました。

クーラーをガンガンに効かしていても心はトルコリラの下げでここにあらず。

8月9日の深夜にGMOクリック証券のサポートに電話して両建ての方法を聞いて売りポジションを同じ190万通貨保有することにしたのです。

たしかこのとき既に23円を下回るか否かという状況だったのではないでしょうかね。

「もうこれで安心していいんだ・・・」

そう想って就寝しました。

18年8月10日夜、トルコショック開始

起床時、既に売りポジションが+100万円を超えていたのです。

「良かった、今はどんなに下がろうが大丈夫だ・・・」

そんな思いで仕事にでかけました。

その日の夜、何か起きそうだと思い、トルコリラ投資仲間を渋谷に呼んで一緒にワインを飲んでいたそのときでした。

アメリカ時間が始まると同時にトランプとエルドアンが喧嘩を初めてドルトルコリラは暴落を始め、トルコリラ円も激しく暴落し始めスプレッドが10銭以上開く悲惨な状況でした。

私の190万通貨の売建は+600万円を超えていたのを覚えています。まさにそれは両建てしていなければロスカットされていた戦慄のトルコリラでした。。。

この日は金曜日の夜。次の市場が開くのは8月13日。日本はお盆休みです。

18年8月13日トルコショックは朝起きた

おはよう。その言葉と同時にトルコショックは起きたのです。

ドルトルコリラは7リラまで下がりリラ円は15円台です。凄まじかった・・・。

この日をトルコ財務省のアルバイラク大臣は欧州勢による投機的攻撃だと非難したほどでした。

事の発端はトランプ大統領が求めていたアンドリュー牧師の開放を行わなかったトルコのエルドアン馬鹿大統領のせいです。

2016年に起きたクーデター首謀者の一人だと言い張って開放しなかったためトランプ大統領がトルコに対し高い関税を課したりしてトルコリラが急落しました。

これの影響で他のアルゼンチンやメキシコペソ、南アフリカランドも道連れで急落し新興国通過の脆弱性も浮き彫りになったわけですね。

日経新聞の一面を飾るほどのショックとなり、ここ最近ではブレグジットショックに次ぐショックだった記憶があります。

その後、リラが急落したことにより当然ながら貿易収支の赤字幅は拡大し、それに伴い国内の物価が急上昇し、インフレ率は20%近くに登りトルコの政策金利は24%に引き上げざるを得ない状況となったわけです。

このとき、18年10月にしっかりと政策金利を引き上げたチェティンカヤ元中銀総裁に感謝です。金利引き上げをおこわ無かったらきっとこのときトルコリラは暴落の道を辿っていたことでしょう。

それから12月にかけてトルコとアメリカの関係はシリアからのアメリカ軍撤退を機に改善されリラ円は21円台へと向かうのでありました。

トルコショック後の両建てに失敗する

トルコショック後、190万通貨の売建を解除していました。しかし、10月の政策金利発表前に再び暴落が来るのではないかと怖くなり、100万通貨の売建を持っていました。

12月に21円になりこの調子だと22円〜25円に向かうのではないかと考え、ここからはスワップポイントを貯めることに専念したほうが懸命だと思ったのです。

そこで12月に入り100万通貨の売建を解除して、更にロスカットレートを下げるために30万通貨の買建を売却しました。これは約400万円ほどの損切りをしたわけです。これはかなりの決断でした。

17年10月にトルコリラに投資してからずっと貯め続けていたスワップポイントが約400万円ほど溜まっていたのでそれを全て捨ててしまったわけですからね。

さぁこれから25円に向けて上げてくれトルコリラ!と思っていた矢先、19年に入りトルコリラは20円を割れて再び下落基調に乗り出したわけです。

18年は「トルコ大統領選挙」と「トルコショック」で30円から15円まで下げ続ける殺人通貨と言われてました。

正直言います、トルコリラに投資してはいけません。買いも売りもしてはいけません。何が起こるかわからないのがトルコリラなのです。

トルコに進出した日本企業はトルコリラの暴落により減益が続いています。全てはエルドアン大統領の強権によるもの、トルコ国民に馬鹿が多くエルドアンを大統領にしてしまったのが悪の元凶です。

19年になってからトルコはロシアからミサイル防衛システムS-400を導入しました。アメリカはこれにもう反発し、アメリカ議員はトルコに制裁を下すべきとトランプ大統領に詰め寄っている状況です。

トルコは馬鹿みたいなインフレと金利に見舞われトルコ国民の生活は窮地に陥っています。

トルコはいつアメリカから制裁を下されるのか、制裁が下されればトルコリラは暴落するので投資家は怯えています。

もう一度いいます。トルコリラに投資してはいけません。絶対に後悔します。

トルコリラに投資してしまった私がスワップポイントで元本を上回る日が来るのか、それともロスカットされ2100万円を失う日が来るのか、どうか暖かく見届けてほしいと思います。

今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。