トルコ、8カ月ぶりインフレ改善!

トルコ統計局は12月3日16時、11月の消費者物価指数(CPI)が前年同月に比べ21.6%上がったと発表しました。前月の25.2%から大きく低下したのです。トルコのインフレ数字は低下すると良いのです。

トルコのインフレ改善は18年3月以来8カ月ぶりですね。トルコ政府の減税措置や値下げキャンペーン、原油相場の下落が効いたものと思われます。

トルコ中央銀行は18年10月末に従来の予測を大幅に上方修正し、2018年末のCPI伸び率を23.5%としました。中銀の見通す水準を下回って着地する可能性も考えられますね。

18年6月8日に当時のトルコ財務省メフメトシムシェキ元大臣は18年後半にCPIは下がり始めると述べてますね。仰る通りになりました!

減税後、トルコの年間インフレ率は15年ぶりに高まる

トルコの消費者物価のインフレが下がった原因は、トルコ政府が税金を引き下げて、企業に商品の値下げを促し、15年ぶりの高値から、経済学者の期待を上回って減速したのです。これは大変喜ばしいことです。

アンカラのトルコ統計研究所は、10月のインフレ率は21.2%から25.2%に上昇したと発表。国営のアナドゥル通信社による16人のエ​​コノミストの平均推定値によるとインフレは23.5%と予想されていたのです。

トルコのインフレは、景気の低迷が強まり、自動車、家電製品、不動産などの税金を引き下げた後、緩やかになり始めました。

インフレは、8月中旬にリラがドルに対して過去最高値まで落ち込んだ後、2003年以来の最高水準にまで上昇しました。いわゆるトルコショックが起き、世界経済に大打撃を与えた出来事です。トルコと米国との政治危機による損失でした。

ロンドンのブルーベイ・アセット・マネジメント(Blue Bay Asset Management)のシニア・エマージング・ストラテジスト、ティム・アッシュ(Tim Ash)氏は、11月のインフレデータに関し、「リラの安定性を示している」と述べたそうです。

11月のインフレ率は前月比1.44%下落し、2001年の金融危機以来の最大のマイナスとなりました。

トルコリラは8月中旬に1ドル= 7.22と過去最高を記録し経済危機の懸念が未だなお高まっています。

なお、原油価格は4.6%高の1バレル= 53.3ドルまで上昇しました。トルコは石油のほぼ全量を輸入しているため、原油価格の急落はトルコにとって非常に好材料です。そのためトルコリラは原油価格の相場に非常に敏感なのです。

しかし、景気の需要を刺激しインフレ圧力を削減しようとする政府の試みにもかかわらず、トルコの経済活動は依然として落ち込んでいるのが現状です。

IHS Markitのアソシエイトディレクター、アンドリュー・ハーカー(Andrew Harker)氏は、「現在、トルコ景気減速の最悪な時期は終わった。しかし、ビジネスの状況は依然として厳しい状況にある」と述べている。