4月のPMIは45に下落する恐れがある


前回のPMIは52.4でせっかくトルコ景気が上向いてきたというのに…
非常に辛く悲しいです。
そして今のトルコは海外への渡航が禁止されました。
車関係の製造ラインも停止しておりモノが生産されない状況なのです。
製造業が動かないものだからトルコ国民は働くことができず失業者が増え消費が冷え込むことが想定できます。
何度も書きますが唯一の救いが原油価格の下落です。
この原油価格の大幅な下落が消費者物価指数(CPI)にどう響くのか気になるところです。
3月分の発表は4月3日の金曜日です。
前回は+12.37%でした。今回のアナリストによる予想は+11.85%と1%ほどの下落です。
しっかり下落していれば良いのですがね。
原油価格が下落しているのにCPIが下落していなかったらトルコは経済の常識が通用しない救いようのない国です。
2月の貿易収支はマイナス29.8億ドルの赤字に
輸入の額が輸出の額を上回ったそうです。
これもコロナの影響により経済の結びつきの強いEUへの輸出が滞っているせいですね。
そしてこの記事を書いている今もトルコリラ円は16円を割り、15.95銭にまで下落しています。
この底なし沼に18年8月10日夜の戦慄が蘇ってきました…手の震えが止まりません…
一応、100万通貨の売建が多少の救いになっています…
現在私の追証発生レートは13.426円でした…
今回は10万通貨ごとに売建を細かく逆指値で仕掛けていこうと考えています。
ちなみに、16円40銭で指した100万通貨の売建はマイナススワップ差し引いても37万円の利益が出るほど下落しています…


そしてしばらくマイナススワップが続くのでスワップポイントを貯めることができません…
むしろ減っていくし…
トルコ国内の新型コロナ感染者数と死者数
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学がまとめている新型コロナ感染者数と死者数の情報を基にトルコの人口8,000万人に対しどれだけの人口が感染しているのかをグラフにまとめました。

トルコ人口:8,000万人
感染者数:13,531人
死者数:214人
感染者数比率:0.01%


世界で一番感染者数が多いのは経済大国のアメリカです。
感染者数:189,633人
死者数:4,081人
感染者数比率:0.05%
死者数が一番多いイタリアを見てみましょう。
感染者数:105,792人
死者数:14,248人
感染者数比率:0.1%
こうデータにして俯瞰してみるといかにヨーロッパ圏が新型コロナウィルスによって非常事態なのかがお分かりいただけるかと思います。
トルコは数多くの問題を抱えています。
- シリア難民を巡るEUとの仲違い
- ロシア製ミサイルS-400導入によるアメリカの制裁発動危機
- トルコハルクバンクによる対イラン制裁
- キプロス油田問題
- してこの新型コロナウィルスによる不景気突入問題…etc

ハルクバンク問題のことは以下の記事で書いてます。
ロシア製ミサイルS-400導入問題のことは以下の記事で書いてます。
もうあれこれ考えたくない…トルコは終わってますよ…