分かっちゃいても実際下がるとやる気なくす
消費者物価指数は12%を超えているのに金利は10.75%へと強気の下げでしたね!

このままだといよいよ私のスワップポイントも月10万円を切ってしまうのではないでしょうか(泣)
財産2,100万円も注ぎ込んでおきながら、月10万円も無いのでは高金利通貨とは言えませんよね。
まぁ30円でトルコリラに投資した自分が全て悪いのですが。。。
10.75%の報道を受けてドルリラはリラ安になりました。1ドル6.7リラという始末です。
何やってもリラの価値は下がる一方ですね。
不幸中の幸い、円安に向かっているためクロス通貨のトルコリラ円は少しだけ上昇しています。
シリアとトルコが戦闘を起こすかもしれない瀬戸際であることがリラの重しとなっています。
2020年のトルコ経済指標を見てみましょう
PMIは4ヶ月ぶりに50を上回り51.3という値でした。トルコの景気は上向き始めていると考えています。

景気の方向性を示す経済指標で速報性の高さから金融市場で注目されます。
企業の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況などを聞き取り、景況感についてアンケート調査した結果を指数化した数値です。
50を判断の分かれ目としてこの水準を上回る状態が続くと景気拡大、逆に50を下回る状態が継続すると景気減速を示します。
2019年12月の貿易収支は-43.3億ドル
冬は大量の石油を使い、更に輸入の量を輸出が上回ったため赤字幅が拡大した模様です。
2020年になって1月・2月の原油価格は下落しているので次回の貿易収支の赤字幅は縮まっていると考えます。
輸入を増やして国内産業を活性化させる動きがあるのでこれは想定内です。

2019年12月トルコ経常収支は予想-30.5億ドルに対し-28億ドルであった
市場予想に対しマイナス幅が250億円縮まった結果でした。
本来はちょっとしたサプライズですがシリアと軍事衝突間近なためリラは重たい値動きです。

2020年1月のトルコ消費者物価指数は前年比+12.15%でした。
市場予想を上回り、先月発表の+11.84%を上回ってきました。
トルコ人の大半は物資をドルで仕入れるためドルに対しリラの価値が上昇しない限り物価は高いままだそうです。
どれだけ中央銀行が金利を下げてもリラ高にならない限り消費者物価指数は改善されないのです。
リラ高にならない理由は様々あります。
今はシリア政権と軍事衝突の恐れがあるためドルリラは1ドル6リラを上回り続けている状況です。
金利が10%前半であれば本来は1ドル5リラを下回っていなければなりません。すなわちリラ高です。
経済の理屈が通用しないトルコはもう八方塞がりな状態なのです。
そんな状況のトルコの通貨を今でもあなたは買いたいですか?
今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。