トルコの消費者物価指数が下がれば政策金利も下がりスワップも下がります
トルコの19年11月の消費者物価指数が前年比10.56%という結果でした。市場予想より良い結果ですが可もなく不可もなく予想通り相場に動きはありませんでした。
この結果を受けて12月12日に行われるトルコ中央銀行政策会合で金利は現在の14%から2.5%下げ「11.5%」になると予想します。
中央銀行の飼い主であるエルドアン大統領は2020年中に政策金利を一桁台にすると公約しました。
このペースで行くと年内に2.5%下げて、来年初め頃に更に2%ほどさげてくるでしょう。まぁそれも次回のCPI次第ですが。
政策金利が10%まで下がると受け取れるスワップポイントが幾らになるのか計算した記事がこちらです。
トルコ国内製造業PMIは49.5でまだトルコは不景気です
前回のPMI発表から0.5%上がりました。それでもまだ50未満のため不景気ということです。
エルドアン大統領はこの製造業PMIの値を上げるために躍起になっています。
19年10月に発表されたPMI50に早く回復してほしいですね。
フォルクスワーゲンのトルコ工場が完成すれば心配しなくとも50を超えていくでしょう。
こればかりは長い目で見るしかなさそうです。
トルコ国内総生産GDPは0.9%の成長でした
かろうじでプラスの値なので安心しました。トルコといえばここ最近マイナス圏でしたので正直疲れていました。
全ての元凶は18年8月に起きた牧師開放問題による対立から起きたトルコショックです。
景気が悪くなったのはドルに対するリラの価値が急落したのが原因であり、輸入に頼るトルコの貿易収支はマイナスに陥り、物価が上昇して消費と景気が冷え込んだわけです。
シリア越境作戦を行い欧州勢からは叩かれているトルコですが不幸中の幸い、アメリカのトランプ大統領とは良好な関係を構築できています。
よって、18年8月のバカみたいに急落したトルコショックは起きにくいと考えます。
GDPが前年同期と比べてどのくらい増減したのかを見ることで、国内の景気変動や経済成長を推定することができ、それを「%」で示したものを経済成長率といいます。
国内で新たに生産されたモノやサービスの付加価値は、その付加価値を生み出すための賃金として国民に分配され、その分配されたお金を使って、国民はモノやサービスを購入します。よってGDPが増えることはお金がトルコ国内の中でたくさん回っていて景気が良いと言えます。
トルコリラのスワップ投資のストレスに耐える方法
トルコリラのことを考えなければ良いのです。
そのためには恋人を作って夢中になって多忙になるとか
風邪ひいてトルコリラのことを考える余裕が無くなるとか
仕事が忙しすぎてトルコリラのことを考える余裕が無くなるとか
私は上記の理由でトルコリラを少しの間忘れていることができました。
GMOクリック証券のアプリも立ち上げなければ良いのです。
でも追証発生レートは頭に入れておくことが大事です。
リーマンショックやトルコショックさえ起きなければ、あとは放置プレイで大丈夫というのが私の考えです。
ちなみに私のポジションは以下の通りです。
買い建玉:160万通貨
追証レート:13.969円
ロスカットレート:13.684円
証拠金維持率:729.18%
レバレッジ:3.42倍
世の中はクリスマスです。街は色づいて楽しくなり、師も走るくらい忙しい師走の季節ですから私もトルコリラのことを一旦忘れて12月を思う存分に楽しもうと思います。とことん美味しいの食べて買い物して人生を楽しみます!
今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。