【朗報!】トルコ軍事作戦5日間停止!クルド勢力が撤退後に完全な停戦を受け入れる事をアメリカと合意!

米軍がクルドの武装組織の人民防衛隊(YPG)の撤退を支援するとのこと!

もの凄い吉報が朝から舞い込んできました!

米のペンス副大統領がトルコのエルドアン大統領と4時間の会談を行い、シリア北部でのトルコ軍の作戦を120時間(5日間)停止することで合意しました。更に凄いのがYPGもこれに同意したようで国境から32キロの範囲から退くことになるのです。

米トルコ合意の主な内容
○北大西洋条約機構(NATO)加盟国としての関係の重要性を確認。米はトルコ南部国境の安全をめぐる懸念を理解する。

○シリア北東部で、拘束施設の管理を含む過激派組織「イスラム国」(IS)対策に両国は関与を続ける。

○トルコは安全地帯における住民の安全と福祉への責任を表明。

○トルコはYPGが安全地帯から撤退するためシリア北東部の軍事行動を120時間停止する。撤退完了とともに軍事作戦は終了する。

○トルコの軍事作戦停止を受け、米国は追加制裁を求めない。作戦終了時には、現在の関連制裁が解除される。

▼分からない人のためにおさらい▼

PKK(トルコのクルド分離主義組織クルディスタン労働者党)とは1978年にトルコから独立したいクルド人が立ち上げたトルコ政府にテロ活動を行う武装組織です。

PYDとはクルド民主統一党といい、PKKに影響を受けたシリアで活動する新興クルド人政党。PKKの分派として2003年に結成された。

YPGとはクルド人民防衛隊であり、PYDの武装部門です。2004年に立ち上げられた。YPGはクルド人以外の民族も加えたシリア民主軍を結成している。

上記のようにPKKの分派として誕生したPYDの武装部門がYPGのため、トルコはYPGもテロ組織として見ているのです。

トランプ大統領もツイッターに「素晴らしいニュースだ!エルドアン氏に感謝します。何百万人もの命が救われた」と投稿してました。

エルドアン大統領もトランプ大統領へリプライで「我々の共通の努力が中東地域に平和と安定をもたらすと信じている」と投稿していました。私の考え通り、二人は結託していて仲がとても良いのです。

米軍シリア北部撤退とトルコ経済制裁は軍事作戦終了まで仕組まれた二人のシナリオだと考える記事がこちらです。

アメリカとトルコの対立

トランプ大統領の茶番劇発動!シリア侵攻に対抗措置でトルコ3閣僚に経済制裁!

2019-10-15

フォルクスワーゲンがシリアの侵略でトルコ工場建設を延期していましたが、これで晴れて無事建設の計画が進みそうです。トルコ経済にとっても万々歳なNEWSでした。

それとシリアへの軍事作戦と全く結びつきませんがトルコハルクバンクのイラン制裁で圧力をかける一環で起訴もしていたので、無事停戦すればこの起訴も取り下げられるでしょう。トルコリラロンガーにとって本当に胸をなでおろせる朗報でした。

そもそも、シリア情勢がこんなにも混迷しているのは何故なのでしょうか?

トルコリラに投資を検討しているビジネスマンのために中東情勢を簡潔にまとめてみました。

シリア混迷のきっかけ

内戦が続くシリアの現在は第二次世界大戦後の独立から始まりました。

1970年に現アサド政権の父がクーデターで政権を獲得。2000年には息子が引き継ぎ、約50年にわたってアサド家による独裁が続いています。

2010年の「アラブの春」をきっかけにシリアも若者が蜂起し反政府組織の自由シリア軍が結成される。

しかし自由シリア軍はイランがアサド政権を援助し結局アサド政権を倒せませんでした。

想定外だったのが2013年頃からシリアで力を持ち始めたイスラム国家の樹立運動を行う過激派組織のイスラム国(以下IS)からの攻撃だったのです。

イスラム圏の統一を目指すISは自由シリア軍、アサド政権の両陣と対立しました。イスラム教徒たちを刺激して米国・イギリス・フランスなどで立て続けにテロを行い世界中を震え上がらせました。

テロを問題視した米国は2014年からISの拠点を空爆。2015年にはEUも参加。しかしISの殲滅には地上部隊も必要で米国が目を付けたのがトルコ・イラン・イラク・シリアに跨って生活しているクルド人だったのです。

利用されたクルド人 願いはトルコからの独立

世界に推定3000万人いるとされるクルド人は国家を持たない世界最大の民族と言われます。

第一次世界大戦によってオスマン帝国が崩壊したのをきっかけに戦勝国のイギリス・フランス・ロシアで結ばれたサイクスピコ協定によって国境線が引かれ、分断されてしまいました。

独立を掲げるクルド人は各国で武装組織を結成しはじめました。

トルコでは1978年にクルド労働者党(PKK)を結成。トルコ政府に対してテロを繰り返してきた歴史があります。

シリアは内戦が続き混迷を極めているためこの状況に乗じて反乱を起こし、シリア北部を実行支配して独立に近い状況を作り出しているのです。まさにクルド人にとって独立できるチャンスなのでした。

そこに目を付けたのがISを殲滅したい米国です。シリアのクルド人武装組織である人民防衛隊(以下YPG)への支援を表明。

トルコがシリアに軍事作戦を行った理由

クルド人武装組織の壊滅。

トルコ国内で爆弾事件を引き起こしてきたPKKとPYDをトルコはテロ組織と認定しています。

シリア民主軍を構成するYPGもPKK分派のテロ組織とみなして攻撃しています。日本の公安調査庁もPYDを国際テロ組織に分類している。

シリア内戦で約350万人の難民がトルコに流れていて社会問題になっています。この難民をシリア国境付近に安全地帯を作って送り返すのが目的。

しかし、トルコはアサド政権を支援しているロシア軍と衝突はしたくありません。

そのためロシアと侵攻エリアの範囲を交渉しながら攻撃をしています。

また、米軍抜きではトルコ軍には勝てないシリア民主軍は敵対してきたアサド政権と一時的に協力しあって応戦している状況でした。

中東情勢の勢力図は刻一刻と変化しています。そんな中、エルドアン大統領とトランプ大統領は自国の利益のために手を握り合って最善のシナリオを状況に応じて作っているのだと私は考えます。

そう、二人は喧嘩しているように見せてとても仲が良いのです。これほどトルコリラロンガーでスワップ生活している投資家にとって嬉しいものはありませんよね。

この朗報によりドルトルコリラは1ドル5.7855リラまでリラ高に進みました。トルコリラ円は18円76銭までリラ高に。私の証拠金維持率もおかげ様で685%まで上昇しました。700%台に登れば日々心の余裕が生まれますね。目標は800%台です。

今日も粛々とスワップポイントを貯めてロスカットレートを下げることに勤しみましょう。