2017年10月に初めてFX口座を開設してトルコリラに投資しました。
それからはトルコの経済や政治に興味を持ち始め、もっと世の中の人にトルコという国を知ってもらい、トルコリラに投資する判断材料となる情報を発信できればと思い、当ブログを開設いたしました。
更に、投資元本の2,100万円を毎日受け取るスワップポイントが上回る日が先に来るのか、それともトルコリラが下落し続けて強制ロスカットで財産を失ってしまう日が先に来るのか、トルコリラのスワップポイントで勝利を掴むための実験を赤裸々に綴る会社員の投資ブログです。
スワップポイントが元本を上回り、スワップポイントの金利だけで不労所得による生活ができる日を夢見て会社員として日々奮闘しています。
スワップポイントの皮算用シミュレーション
GMOクリック証券のFXネオは1lot(1万通貨)のスワップポイントは1日13円前後で推移しています。
160万通貨をこの先1年保有するとどの程度スワップポイントが貯められて、追証発生レートはどの程度下がるのかシミュレーションしてみました。

上図グラフは2023年11月までのスワップポイントの皮算用です。

しかし、2020年4月現在、GMOクリック証券のFXネオは13円まで下がってしまいました。
理由はトルコの政策金利が24%から14.25%も引き下げられ9.75%になったからです。
それに伴いしっかりトルコリラの価格も上昇してくれれば問題ないのですが2020年4月現在は16円を割りそうな瀕死の状態です。
これではスワップポイントも下がる一方です。
スワップポイント狙いの長期投資派の私にとっては泣きっ面に蜂です。

トルコリラ円が20円台に回復するにはドルトルコリラがリラ高になり、ドル円が円安になる必要があります。
ドルトルコリラがリラ高になるにはトルコ国内のインフレが下落して消費が活発になり、景気が回復する必要があるのですが、これには年単位の時間を要します。仕方ありませんね。
ドル円に関しても米中貿易摩擦が行き場のない泥沼化となっているので円安に転換するには年単位の時間が必要そうです。
トルコリラ円が20円台の日の目を見るのはまだ先、新型コロナウィルスのワクチンが世界に普及する2021年以降のことになるでしょう。
話を戻して、みんなのFXのスワップポイントは30円です。
GMOクリック証券のFXネオより20円近くも高いスワップがとても羨ましいです。年間スワップに100万円の差が出てくるので悔しいばかりです。

高スワップ狙うならみんなのFXがオススメ!
スワップ少ないけど自由な金額で引き出したいならGMOクリック証券のFXネオがオススメ!
毎日受け取るスワップポイントのご報告
20年3月末までのスワップポイント合計は4,779,520円でした
3月に得られたスワップポイントは「840円」だけでした。
理由は以下の記事に書きましたが3月16日深夜に急遽100万通貨の売建を保持したためです。
急激なリラ安と円高に見舞われ想定を超えるリラ円が安値に突入したため16円40銭でショートしました…
これにより日々受け取るスワップより差し引かれるスワップも100万通貨分あるので貯めたスワップポイントが減ってしまう日もあるのです…
ショート(売建玉):100万通貨×23円=2,300円
2,080円–2,300円=マイナス220円
トルコリラのスワップポイントを受け取ることが唯一の楽しみだったので辛いです…
20年2月末までのスワップポイント合計は4,778,680円でした
トルコ中銀が政策金利を10.75%まで下げたため、2月に得られたスワップポイントは「103,200円」だけでした。
このブログのタイトルの頭文字も13万円から10万円に買えなくてはなりませんね(泣)
ブログを開始した2017年当時は毎月スワップポイントが30万円余裕に受け取れていたんですよ。
まさか1リラ30円から20年3月10日現在、1リラ17円5銭という低値で政策金利が10%まで下がってしまうとは思いもしませんでした。
次のトルコ中央銀行の会合は3月19日の日本時間20時です。10%を切って一桁台まで下げてくるのでしょうか。
コロナウィルスが蔓延している世の中の経済を鑑みて世界中が利下げに走っているのでコレに便乗して一気に下げてくるでしょうね。
非常に困りました。。。
20年1月末までのスワップポイント合計は4,675,480円でした
あけましておめでとうございます。仕事が充実しており更新が滞ってしまいました。
2020年1月に受け取れたスワップポイントは「125,600円」でした。
先月比マイナス6万円です。非常に切ない。金利下げて国内消費を上げる取り組みは理解できるが比例してリラの価値も対ドルで下がっています。
消費が上がるどころか消費者物価指数も2月は12%に上がりました。
トルコは信用できない国です。
トルコリラの事を考えない1ヶ月間がとても幸せな日常でした。これからもトルコリラの事はなるべく考えないよう努力して参ります。
2020年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
19年12月末までのスワップポイント合計は4,549,880円でした
毎日受け取れるスワップポイントがとうとう5,000円を切り、12月の合計は「188,480円」でした。正直苦しいです。
2019年の1年間に受け取ったスワップポイントは合計「4,052,480円」でした。
2017年10月からトルコリラにスワップ投資をし始めて、トルコショック以降損切した分を除いた純粋に貯め続けられているスワップポイントの合計が「4,549,880円」でした。
米国がイランのソレイマニ司令官を殺害したことでイラン原油を輸入することができない懸念が生じ原油高になっています。
1バレル64ドルです。原油価格が急騰しました。
これはトルコにとって痛い。トルコ中央銀行が想定の範囲内としている原油価格は1バレル63ドルまで。これを上回るとトルコの貿易収支がより悪化する懸念があります。資源を輸入にしか頼ることができないトルコの弱みが露呈しています。
さて、2020年のトルコはどうなってしまうのか、胃が痛いですが静かに怒りを抑えて見守りたく思います。
19年11月末までのスワップポイント合計は4,361,400円でした
毎日受け取れるスワップポイントが7,000円前後になり11月の合計は「194,240円」でした。とうとう20万円を切ってしまいました。悲しみしかありません。
12月2日に発表されたPMIも49.5と上昇傾向ではあるものの、まだ50未満のため不景気です。
ドルに対しリラが高くならない限りリラ円の上昇も無いので20円台の定着は当分先になりそうです。残念。
12月3日に発表される消費者物価指数CPIが市場予想の11%を上回るのか下回るのか、誰もわかりません。私は市場予想通りで荒波なく平穏に過ぎ去ってほしいと考えています。
12月1日
4,361,400円(+7,040)3.39倍 737.40%#助けてエルドアン#トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) December 2, 2019
19年10月末までのスワップポイント合計は4,167,160円でした
2019年10月分の獲得スワップポイントは281,600円でした。
悲しいことに毎月獲得スワップが減少していっています。
政策金利が会合ごとに引き下げられているので当然ですね。
インフレが落ち着いてきているのでそれに比例してリラの価値もしっかり上がってくれればよいのですがおかしなことに上がりません。なのでスワップは下がる一方です涙
10月31日に発表された貿易収支は予想を上回る赤字額でマイナス20.6億USD。
不幸中の幸い、原油価格が56ドル台と安価なため酷い赤字になることは抑えられた感じです。
これより酷いのが11月1日に発表された製造業PMIの値です。50を割り込み49に下落していました。
50を割ると景気が悪い証拠です。
このまま景気上昇の波に乗ってくれると思いきやさすがトルコです。外部環境にすごく影響される。
これは貿易で密接なドイツの景気が悪化しているため受注が減っているのが影響されているのでしょう。
頑張れトルコ…負けるな私…
証拠金維持率は700%を超えている状態なので頑張って生き残ってみせます。
10月31日
4,167,160円(+6,880)3.52倍 709.06%#未分化多形肉腫でくたばれエルドアン#トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) November 1, 2019
19年9月末までのスワップポイント合計は3,885,560円でした
政策金利が引き下げられ1万通貨で56円と受け取れるスワップポイントも劇的に減りました。
しかし、これによりトルコ国内の景気は上向くと予想されるのでトルコリラの価値が下がることは無いと考えます。
一番怖いのはトルコリラの価値が下落し続けロスカットされてしまうことです。
今は辛抱強く、スワップポイントを貯め続けて証拠金維持率を上げることに専念します。
ちなみに9月末でようやく証拠金維持率が700%を超えました。
この位置にくると一安心といったところです。
9月は3日に消費者物価指数[前年比]と24日にトルコ中銀の政策金利発表があります。
消費者物価指数が一桁台に下がると政策金利もエルドアン大統領の意向を汲んで政策金利も思いっきり引き下げてきそうです。
トルコ国民にとっては良いことですが我々長期投資トルコリラロンガーにとっては痛いです。
9月30日
3,885,560円(+9,120)3.54倍 705.25%#維持率やっと700に戻った#アダマンチノーマでくたばれエルドアン#ジャンク通貨トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) October 1, 2019
19年8月末までのスワップポイント合計は3,599,960円でした
来月の10月頭頃にはスワップポイントが400万円溜まっている計算です。
今月の半ばに消費者物価指数(CPI)の発表、そしてトルコ中央銀行による政策金利の発表が行われます。
そこでエルドアンの馬鹿大統領がどれだけ引き下げてくるかが焦点となっています。
前回の会合で政策金利を4.25%も引き下げてきたのでしっかりCPIが下落していることを願います。
8月30日
3,599,960円(+10,400)4.24倍 589.43%#口腔がんでくたばれエルドアン#ジャンク通貨トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) September 2, 2019
19年7月末までのスワップポイント合計は3,284,280円でした
7月31日
3,284,280円(+31,200)3.61倍 692.17%#唾液腺がんでくたばれエルドアン#ジャンク通貨トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) August 1, 2019
19年6月末までのスワップポイント合計は2,835,000円でした
6月28日
2,835,000円(+12,800)4.22倍 592.09%#トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) July 1, 2019
19年5月末までのスワップポイント合計は2,527,640円でした
5月29日30日
2,527,640円(+80,640)4.76倍 524.26%#トルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) May 31, 2019
19年4月末までのスワップポイント合計は2,165,400円でした
4月25日
2,165,400円(+11,200)4.82倍 517.76%#トルコリラ#ドルトルコリラ#スワップポイント— TRY/JPY (@burjdubai) April 26, 2019
19年3月末までのスワップポイント合計は1,673,560円でした
3月29日
1,673,560円(+16,640)4.27倍 585.22%#トルコリラ#ドルトルコリラ#スワップポイント— TRY/JPY (@burjdubai) March 29, 2019
19年2月末までのスワップポイント合計は1,267,480円でした
2月28日
1,267,480円(+13,760)3.80倍 657.79%#トルコリラ#ドルトルコリラ#スワップポイント— TRY/JPY (@burjdubai) March 1, 2019
19年1月末までのスワップポイント合計は882,840円でした
1月31日
882,840円(+13,280)3.87倍 644.73%#トルコリラ #ドルトルコリラ#スワップポイント— TRY/JPY (@burjdubai) February 1, 2019
18年12月末までのスワップポイント合計は497,400円でした
12月27日
497,400円(+39,360)4.14倍 602.66%#トルコリラ #ドルトルコリラ— TRY/JPY (@burjdubai) December 28, 2018
私がトルコリラに苦しめられた経緯
2017年5月のGWの出来事でした。友人から証券マンを紹介されて銀座のカフェでFXの勉強会をしてもらいました。
その時私は株式投資をメインに行っておりFXには全く興味が無く、知識もありませんでした。更にFXは危険という潜入感がありました。
しかし、その証券マンの方は丁寧にFXを説明してくれて売買せずに保有しておくだけで毎日金利が入ってくるというスワップポイント投資のことを熱弁してくれたのです。
低レバレッジでの運用であれば危険な事はないと。
そう、その当時はトルコリラ円が40円から30円に下がり、その後32円前後まで復活し始めて「トルコはこれから伸びる!」という熱狂感があったのでした。

しかしタイミング悪く株式投資で含み損を抱えていた自分はお金を工面することができませんでした。
半年して300万円を調達することができ、トルコリラ円を30万通貨購入できたのが2017年10月のことでした。
その少し前に、トルコがアメリカのビザ発給を停止したNEWSが駆け巡り28円まで急落したため、焦って30万通貨を購入しました。
それから2017年11月に20万通貨買い増し、更に2017年12月に30万通貨買い増して2017年だけで90万通貨を保有しました。
年が明けた2018年1月上旬には思い切って100万通貨買って計190万通貨を保有することができました。その時点で平均建玉レートは29.899円。
当時のGMOクリック証券のスワップポイントが1lot(1万通貨)80円のため80円×190万通貨=1日/15,200円の利息を受け取ることができていました。

そう思っていた矢先でした。
1月末にトルコが隣国シリアに戦争を仕掛けたのです。これがトルコリラ下落オンリージェットコースターの始まりでした・・・。
2018年6月の大統領選挙まで政治リスクに伴い欧州ヘッジファンド勢に売り浴びせられ26円まで下落。
アンドリュー牧師の軟禁を解除しなければ経済制裁を下すというトランプの牽制に真っ向勝負したエルドアン大統領。
2018年8月13日、世界中の新聞を賑わせた通称トルコショックはこれが発端でした。
トルコリラ円は瞬間15円20銭まで超大暴落したのです。1ドル8リラですね。
トルコ国内の銀行は破綻する勢いです。
しかし私は偶然にも8月10日の明け方に同じ190万通貨を売建で持っていたのです。
いわゆる、両建てという手法を行い、強制ロスカットを防ぐ手立てを行っていたのです。
下がろうが上がろうが一切損も得もしない完全な守りのスタイルです。ほぼこれは運でしたね。

こうしてトルコリラに投資した2100万円を強制ロスカットで失うことなく、今もなおトルコリラ円保有し毎日スワップポイントを享受し続けていられるわけです。
紆余曲折あり、トルコショック以降の乱高下で両建てに失敗し、往復ビンタを受け30万通貨を損切りしました。
結果、約1年間貯めたスワップポイントの400万円程が消えてしまいましたが、2018年12月1日から心機一転、両建てを解除して買建160万通貨で平均建玉レートは29.266円。
スワップポイントを0からまた貯め続ける日々が始まったのです。
このブログをご覧の皆様にはこんな苦しい思いはしてほしくありません。
そのためトルコがどれだけ酷い国なのかをしっかり本音で情報提供し、トルコリラ円は買うべきなのか、売るべきなのかを判断できるよう良質なコンテンツにしていく所存でございます。
また、私の全財産を掛けたスワップポイント投資の生き様もご覧頂けますと幸いです。